第16話 拉麺男動かざること…!の巻
1ツッコミ目
~冒頭~
雲南のあるところにふたつの村があった。
みなしごたちの村・衆童村と、大人たちの村・衆鬼村である。
⇒衆鬼村は、村に女子供がまったくいない
オッサンのみで構成された村なんだが、
どういう経緯で成立した村なんだ、衆鬼村って? 1ゲェー
説明1
~冒頭続き~
衆鬼村の大人たちは、
衆童村の土地や「宝物」を虎視眈々と狙っているのであった。
衆童村にある「竜の顎」とよばれる火山口は、
すでに死火山とはなっているが
5分に1度 30秒間 強烈な毒ガスを吐き出す恐ろしい谷である。
そしてこの竜の顎こそが 衆鬼村の狙う「宝物」なのである。
2~4ツッコミ目
場面変わって
竜の顎の近くに隠れ、近づいてくるシカを見張る衆童村の子供たち。
村の子供チャーハン(⇒前にも同名のキャラクター出てきたよな。)
「うわー きたきた今夜のゴチソウが…!
そーら野生動物の好きなにおいのする木の実だ!」
(⇒そんなもん存在するのか?)
竜の顎にむけて木の実をばら撒くチャーハン。
木の実のにおいにつられて顎に入ったシカたちは、
顎から噴出した毒ガスにやられて死んでしまった。
このように竜の顎は絶好の狩の道具となるのである。
チャーハン「うわーい 今日も大収穫だーい!!
オラたち力のない子どもにはまだ猟は無理だけど、
この竜の顎のおかげで 苦労もしないでこれだけの獲物が手に入る。
これも神さまのおかげだ!!」
村童A「しかし この竜の顎を隣の村のやつら、
オラたちから奪いとろうとしてやがる」
村童・春蘭「明日は、いよいよ隣の集鬼村との竜の顎をめぐる毎年恒例の武術大会よ。
これに負けたら集鬼村の人たちに竜の顎を奪われちゃうわ。」
チャーハン「なあに心配するな。
こっちには連続チャンピオンの堅強あんちゃんがいるんだ!!
また例年通り堅強あんちゃんがむこうのやつらを全員のしちゃって
こっちが隣村の土地を少しいただくことになるんだ!!」
春蘭「それじゃあ勝ったら隣村の公園をもらってねあたしブランコで遊びたいの」
村のリーダーの青年 堅強「よしよし、ハハハ!」
⇒なんだよ…この説明的なセリフは…
なんだよ「そーら野生動物の好きなにおいのする木の実だ」って…
会話中に「しかし」なんて言葉使う子どもいるかよ… 1ゲェー
⇒毒殺した動物なんて食えるのか? 0.5ゲェー
⇒衆童村のやつら
孤児しかいないのに農地や竜の顎はがっちり所有してるんだなぁ。
どういう経緯で成立した村なんだ、衆童村って?
(オレの予想→「流れ者の堅強一味は衆鬼村でおこなわれる武術大会に参加。
毎年勝利を重ね衆鬼村の土地を浸食して衆童村を形成した。」
とかかなぁ) 1ゲェー
5,6ツッコミ目
そして武術大会当日、衆童村代表の堅強は衆鬼村の代表を次々と打ち破り、
衆鬼村の代表をあと一人倒せば「優勝」というところまで持ち込んだ。
堅強に歯が立たない衆鬼村代表に衆鬼村 村長・明(ミン)が怒る。
明村長「おまえたちなど あてにしておっては
一生あのガキどもから竜の顎は奪えんわい!!」
明、鉄のツメがついた義手で代表をひきさく。代表「うわーっ!!」
⇒村長の義手がイカす! 1ゲェー
⇒この武術大会は「村」対「村」の対抗試合なのに
堅強が優勝目前って表現おかしくないか。
衆童村が勝利目前とかなら分かるんだが。 0.5ゲェー
7ツッコミ目
竜の顎を勝ち取るため切り札を出す明村長。
巨大な相撲取り「不知火為右ェ門(しらぬいためえもん)」が
衆鬼村代表としてに登場した。
堅強をにらむ為右ェ門、
「グヘへへーッ こいつか、この横綱 不知火為右ェ門の相手は」
⇒カンフー漫画に相撲取りかよっ! しかも横綱なのかよっ! 1ゲェー
8,9ツッコミ目
本来なら村の外部の人間は出場できない決まりになっているのだが、
為右ェ門を出場させるために
明村長は事前に為右ェ門を形式的な「養子」としていたのだった。
試合開始。
槍で為右ェ門のノドを突く堅強だったが、
為右ェ門の強靭なノドはその槍をへし曲げてしまった!
為右ェ門「ほんなら今度はこっちからいかせてもらうでゴンス。 どすこーい」
「鉄砲祭り」(張り手)、「居返り投げ」(「いぞりなげ」と読みます。派手な投げ技)、
そしてトドメの「火炎祭り」(両手から火炎放射)で堅強を焼き殺した。
衆童村のチャーハン「あんちゃ~ん!!」
堅強あんちゃん 死亡。
明村長「うははー、これで竜の顎はこの衆鬼村のもんじゃー!!」
⇒いきなりノドを槍で狙う堅強、殺す気マンマンだな。
明も堅強も血生臭すぎる。 1ゲェー
⇒「居返り投げ」じゃなくて「居反り投げ」なんじゃないのか?
「返り」を「そり」とは読まないだろ。 0ゲェー
⇒「火炎祭り」って… スモウレスラーのヨコヅナは
不思議な術が使えるんだなぁ。 1ゲェー
10,11ツッコミ目
数日後、
竜の顎を失った衆童村の子供たちは、食糧不足でどんどん倒れていった。
そして衆鬼村の大人たちは、衆童村の弱体化につけこんで、
次第に勢力を衆童村全体まで広げたのであった。
マサカリで子どもの首をはね、酒を飲んで浮かれる衆鬼村の大人たち。
⇒竜の顎が取られて数日でそんな弱体化するのかよっ!
衆童村のやつら ちゃんと農地も持ってたはずなんだが… 1ゲェー
⇒ひでぇ。こいつら なんでこんなに残虐なんだ? 0.5ゲェー
12~14ツッコミ目
そして二ヵ月後…
衆童村に訪れる拉麺&シューマイ、衆童村の荒廃ぶりに驚く。
と そこに、衆鬼村の食料を盗み、
大人たちに追いかけられている少年・チビ助が駆けてきた。
大人「このチビ、人の食料を盗みやがるとはふてえ野郎だ。」
チビ助「なにいってやがんだ。
この食料だってみんな打ちの竜の顎で取れたもんじゃないか。
盗人はそっちだ!!」
事情は分からないが、とりあえずチビ助を助ける拉麺。
拉麺のメンチにびびって引き下がっていく大人たち「お…おぼえてやがれ!!」
⇒このあたりの描写で、シューマイの荷物が現れたり消えたりしてます。 0.5ゲェー
⇒少年が盗んだ物の中には明らかに農作物が含まれてたんだけど…。
それでもこれが竜の顎で取れた物だと強弁するか、このガキは! 0.5ゲェー
⇒目を見開いた拉麺、カッコイイなぁ 1ゲェー
15,16ツッコミ目
場面は変わって…
巨大なシーソーの一端に吊るされた桶に、湖の水を懸命に汲みいれている少年。
シーソーの反対側には鋭い棘がついてオモリが吊るされていて、
そのオモリの下には穴に入れられた子供たち。
そしてシーソーを取り囲んで、子供たちのもがき様を肴に酒を飲む大人たち。
明村長「ほら早く桶に水をためないと、
弟や妹を殺してしまうことになるぞ。ハハハ」
桶の底には穴があいているため、絶えず水を汲みいれ続けないと、
シーソーが傾いて、
棘のついたオモリで穴の中の子供たちが串刺しになってしまう仕掛けなのだ。
ついに力尽きて転んでしまう水汲み少年。
シーソーは一気に傾き、子供たちは串刺しだ!
明「ギャハハハ、自分の力が至らないばっかりに弟や妹を死なせよたったわーっ!!」
⇒残虐っていうか‥変態だな衆鬼村の大人たちは。
ホントどういう経緯で成立した村なんだろう? 0.5ゲェー
⇒オモリの下の子供たち、縛られてるわけでもないんだから、
いざとなったら、とっさに逃げるなり
オモリを手で支えるなりしそうなもんだと思うんだが。 1ゲェー
17ツッコミ目
隠れ家で大人たちの残虐行為を見ていた衆童村の新リーダー・チャーハン。
村童・春蘭は「ねえチャーハン、いつになったらみんなを助けにいくの?」
とチャーハンに問い質すが、
チャーハンは「い・・・今はまだ相手の力を分析しているところだから、
もう少し様子を見てから…」
などとお茶を濁し、仲間を助けにいこうとしない。
⇒漫画での描写を見る限り、子供たちの隠れ家は、
大人たちがシーソーで戯れてる所から数十mと離れてないんだが…、
いいのか そんな所を拠点にしていて? 0.5ゲェー
18ツッコミ目
ちょうどそこに、チビ助が帰ってきた。
子供たちは、チビ助からヒゲの人(拉麺)の達人ぶりを聞き、
野営中の拉麺のもとに訪れ、事情を話して助けを請う。
しかし拉麺は「それでおまえたちはわたしに助けを求める前に、
やつらと戦ったのか?
…やつらに捕らわれている仲間を救出にいったことはあるのか?」
と子どもたちの他力本願ぶりを責める。うなだれる子供たち。
チャーハン「だってオラたちは子どもだぜ。
あんな化け物と戦うのは無理だ!!」
拉麺「それで仲間を見殺しか」
チャーハン「オラたちはみんなみなしごなんだぜ。
かわいそうだと思うなら力を貸してくれよ」とあくまで助けを請うが、
拉麺は「わたしの用心棒料は少しょう高いぜ
金がないならさっさと帰りなクソガキども」と冷たく言い放つ。
怒って去っていく子供たち
⇒「やつらと戦ったのか?
…やつらに捕らわれている仲間を救出にいったことはあるのか?」
とか傲慢すぎるな拉麺は。
刃物を弾き返し、炎を放射する相撲取り相手に戦えるはずねぇだろ!!
拉麺のいってることは「死ね」っていってるのと変わりないぞ! 1ゲェー
19ツッコミ目
シューマイ「ラーメンマン、なぜ助けてあげないのさ!?」
「あの子供たちは甘えすぎている。今 自分が子供たちを救っても、
この甘えを捨てない限り
子供たちはまた悪い大人の襲撃をうけることになってしまう。」
と子供たちを冷たくあしらった理由を説明する拉麺。
⇒そんないつ来るんだか分からない将来の危機を心配するよりも、
現在の危機をなんとかするほうが先だと思うよ。
衆童村の子供たちは、殺されるか捕まるかしてのこり4人しかいなみたいだし。
死んでいく子どもたちの命は帰ってこないんスヨ!拉麺サン!! 1ゲェー
20ツッコミ目
シューマイ「あの子たちはみなしごなんだよ。かわいそうじゃないか。」
拉麺「わたしだって幼い時に馬賊に両親を殺されひとりで生きてきた…」
⇒“!?”
拉麺は両親を殺されてすぐに、陳老師に弟子入りしたはずだが…
自分は大人の庇護の下で育ったくせに、
チャーハンたちにエラソーなこというなよな。
拉麺、人格が歪みすぎ。 1ゲェー
⇒今回の拉麺は妙に冷たいけど、なんなのこれは?
これまで人助けしてきた村の人とくらべて、
衆童村の子供たちが特別 甘ったれてるわけじゃないし。
私怨で意地悪してるようにしか見えないよ… 前の内容とかぶるので0ゲェー
21ツッコミ目
翌朝。
木の棒を削って先を尖らせる拉麺。
あわててテントに戻ってくるシューマイ。
チャーハンの仲間の子供3人が竜の顎の獲物を盗もうとして、
大人たちに捕まってしまったと拉麺に告げる。
チャーハンは仲間を捨てて自分だけ逃げてしまったそうだ。
拉麺「どうしてだチャーハン!?おまえのことを信じていたのに…」
とショックを受ける。
⇒「信じていたのに…」っていつからそんな信頼を置いていたんだ?
昨日は甘ったれあつかいしていたのに。
拉麺、人格が歪みすぎ。 1ゲェー
22ツッコミ目
舞台変わって
例のシーソーの「拷問」を受ける子供たち
駆けつける拉麺。「お…おそかった!」
⇒「拷問」の用法が不正確だな。
べつに大人たちは何か聞きだそうとしてるわけじゃないし。0ゲェー
⇒なにが「おそかった」んだ?
今のところだれも死んでいないし、
今から助ければ充分 間に合うと思うが 1ゲェー
23ツッコミ目
桶に水を汲む春蘭が力尽きようとしたその時、
しげみからチャーハンが現れて春蘭のかわりに水をくみ始めた。
チャーハン「とことんきたないおとなたちと戦ってやる!!」
⇒「とことんきたないおとなたちと戦ってやる!!」
って水汲んでるだけなのに言う事はでかいな。 0.5ゲェー
24ツッコミ目
とはいえチャーハンのガンバリにも限度がある。
チャーハン「おーいヒゲの人ーっ、もう一度お願いだ。
今度は助けてくれとはいわない。オラに力を貸してくれーっ!!」
拉麺「わたしをやとう金はできたのか!?」
チャーハン「金は…ない。金はないが、
オラを…!!オラをかってくれーっ!!」
と命をかけて丘の上の拉麺にお願いをする。
⇒「助ける」も「力を貸す」も意味は同じじゃねぇかよ。 1ゲェー
25~27ツッコミ目
拉麺は「その命あずかったーっ!!」とチャーハンの願いを聞き入れる。
拉麺「自在剣棒ーっ!!」
シーソーのオモリめがけてさっきの棒を投げる拉麺。
棒は筒状になっており、中から刃物が飛び出てきた。
そしてそれがオモリを吊るしていたヒモを断ち切った。(⇒エェー!!)
オモリはなぜか子供たちのをよけて落ち、子供たちの命は助かった。
⇒さっき木の棒の先を尖らせてたのはなんの意味があったんだ? 0.5ゲェー
⇒棒からでてきた刃物の幅が、棒の直径よりも明らかに大きいんだが… 0.5ゲェー
⇒物理的に考えると、
子供たちの真上にあるオモリを吊るしているヒモを断ち切ったら、
オモリが落ちてきて子供たちは下敷きになってしまうはずだよな。 1ゲェー
28,29ツッコミ目
向かい合う拉麺と為右ェ門。
拉麺の百戦百勝脚をさばき鉄砲祭りをオミマイする為右ェ門。
チャーハン「ヒゲの人ーっ!!」
拉麺のピンチをみて、さっきの自在剣棒を拉麺に投げ渡す。
受けとった棒(というか槍)で為右ェ門のノドを突く拉麺だったが、
為右ェ門の強靭なノドはまたも槍をへし折ってしまった。
しかし折れた槍の柄から、さらに刃物が飛び出してきた。
拉麺「再生自在剣棒!!」、為右ェ門の目を突く。
⇒この木の棒、拉麺が片手間に作ったものなんだが、妙に精巧だな。
拉麺はどういう事態を想定してこんなものを作ったんだ? 0.5ゲェー
⇒ノド突きとか、目突きとかラーメンの槍術はトコトン実践的だ… 1ゲェー
30ツッコミ目
片目をつぶされた為右ェ門は「火炎祭り」を放つ。
拉麺はその炎を捻じ曲げ、必殺技「猛虎百歩拳」と合体させて弾き返した。
燃える虎が為右ェ門に襲いかかる。
為右ェ門「ゲェーッ、燃える虎だーっ!!」。
⇒まんまな断末魔だな。 1ゲェー
31~33ツッコミ目
炎にまかれよろめく為右ェ門は、
明村長を巻き添えにして一緒に竜の顎に落ちた。
ちょうどその時、竜の顎から毒ガスが噴出する。
明村長「ゲェーッ毒ガスだーっ!!」
それをみて、
チャーハン「これからはできるだけ竜の顎にたよらずに、
自分たちの力で獲物を取るようにしようね。」
チビ助「そうだね、オラたち大きくなって、
なまけもののおとなになりたくないからね。」
と極フツーに明村長たちを無視して、今後の抱負を語る子供たち。
明村長 & 不知火 為右ェ門 死亡。
⇒「ゲェーッ毒ガスだーっ!!」まんまな断末魔だな。 1ゲェー
⇒フツーの漫画だったら明村長たちを助けるにしろ助けないにしろ、
チャーハンたちの心になんらかの葛藤が生じるものなんだが…。
この漫画の人命の軽さは、「北斗の拳」以上だな。 1ゲェー
⇒「これからはできるだけ竜の顎にたよらずに、
自分たちの力で獲物を取るようにしようね。」
っていうか、狩猟のみに頼った生活は不安定だと思うよ。
ちゃんと作物も栽培したほうがいいね。 0.5ゲェー
34,35ツッコミ目
春蘭「チャーハン、あのヒゲの人 行っちゃうわよ」
夕日とともに黙って去ってゆく拉麺師弟。
そのうしろ姿を見送る子供たち。
「そういえば聞いたことがある。
どこかで泣く人がいれば必ずどこからか現われ、
悪を滅ぼすとまた次の泣く人のもとへと旅立っていく
ふたり連れの修行僧がいることを。
たしか、美来斗利偉・拉麺男とか…」
⇒子供たちが捕まったの朝だったよなぁ?
日暮れ早いなぁ。 1ゲェー
⇒チャーハンは仲間を助けるために、拉麺に自分を売ったはずなのに、
拉麺が黙って去っていくのをいいことに うやむやにすんのかよ…
さっきの決心はなんだったんだよ…
最初から最後まで口だけだなぁ、チャーハンは。 1ゲェー
集計
ページ数 | 39P | ページあたり |
ツッコミ量 | 29ゲェー | 0.74ゲェー/P |
ツッコミ件数 | 35ツッコミ | 0.9ツッコミ/P |
次回 第17話 狂悪の子供たち!!巻に続く
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