第15話 熱波の死闘!!の巻
悪の栄えた ためしなし
天に変わりて 裁きます
この世の正義は 拉麺男
超人拳法 龍になれ
1ツッコミ目
⇒↑「この世の正義は 拉麺男」って偉そうだな。
この漫画にふさわしいフレーズではあるが。 1ゲェー
2ツッコミ目
~冒頭~
全中国を異常な熱波が襲う。
田畑の作物は枯れ、黄河や揚子江さえも一滴残らずかわき果ててしまった。
⇒時代劇だっていうのに黄河や揚子江が枯れるって…
異常すぎだろ! 0.5ゲェー
3ツッコミ目
~冒頭続き~
とある村。
村人たちは少ない水や作物でなんとか生活していた。
とそこに、馬に乗った男たちが現れ、村人を惨殺する。
鞭でぶたれる村人。 巨大センヌキで首をもぎ取られる村人。
弓で射られる村人。
村人A「おお~今年もお犬ご用の早馬がやってくる時期になったか。」
村人B「だけどなにもよりにもよって
人々がこんな危機にひんしている時に来なくても…」
この一団は、毎年 皇帝への献上品である「お犬さま」(皇帝の娘のための愛玩犬)を
宮殿まで運ぶ任務についていて
皇帝の権力をカサに道中 狼藉の限りをつくしているものたちだった。
⇒村人A・Bがのんき過ぎ。目の前で他の村人がバンバン殺されてるのに
そのリアクションはねぇだろ。 1ゲェー
4ツッコミ目
残り少ない食料(白菜とかカボチャとかリンゴとか)をうばい、
逆らうものを皆殺しにする一団の首領・傷刻牢犬操。
犬操はまた 村で飼っている動物たちも皆殺しにした。
お犬道中のあいだは一切の動物を飼ってはいけないお触れが出されているのである。
⇒ゆで先生の考える「食料」って白菜とかリンゴとかなんだ…
普通 飢饉のときの食料だったらイモとかを連想するよな。 0.5ゲェー
5ツッコミ目
舞台は変わって超人拳法総本山。
山岳地帯の荒地に英雄面山。
ここ超人拳法総本山だけは熱波の影響を受けず水に不自由していなかった。
英雄面山に刻まれた拉麺の像の目から絶え間なく水がわきでてくるからだ。
⇒前回と総本山のロケーションがかわってるよ…
前回は湖に浮かんでたのに… 1ゲェー
6ツッコミ目
修行僧たちに話をする陳老師。
「超人拳法総本山は英雄面山の頂上につもる万年雪のおかげで
水にだけは不自由しておらん。
そこで危機に瀕した村へ水と食料を持って救出へむかいたいと思う!!」
各々食料と水を背負って足で各地へむかう修行僧たち。
⇒足じゃ各地に食料を配るなんて無理だろ。
焼け石に水にもならないし、
それどころか「運べる食料の量」<「道中で消費する食料の量」
になるんじゃないか? 1ゲェー
7~10ツッコミ目
シューマイ「ねえラーメンマン、なんで英雄面山の万年雪は涸れちゃわないの!?」
とたずねる。
拉麺「英雄面山は塩をふくむ岩塩(⇒塩をふくまない岩塩なんてあるのか?)
でできていてそれが雪をとかさないのさ」
シューマイ「そうか塩は雪をとけにくくするからね!!」
⇒ゆで先生、逆!逆!! 塩は氷の融点を下げてとけやすくするんだよっ!
たぶんゆで先生は、氷に塩をかけると温度が下がるっていうことを
どっかで聞いて 勘違いしたんだろうな。
ゆで先生のせいで間違った知識を植えつけられた子供が沢山いたことだろう 1ゲェー
⇒岩塩の山からわきでてきた水なんてのめないだろ! 1ゲェー
⇒そもそも水が豊富なところでは岩塩って産出しないよな。 0.5ゲェー
⇒もちろん、英雄面山が岩塩でできてるとか、
頂上に雪が積もってるとか、拉麺の像から絶えず水が湧き出ている
なんて設定は今回限りです。 1ゲェー
11ツッコミ目
受け持ちの村 洛陽村に向かう拉麺、シューマイ、ムンタ。
洛陽村の手前の村で、村人たちの無惨な死体を見つける。
シューマイ「ラ…ラーメンマン上で死んでこんな血まみれになることなんてあるの」
拉麺「い・・いや、これはみんな、餓えで死んだんじゃない。
なに者かに殺されたんだ!!」
「ええっ」と驚くシューマイ。
⇒血まみれの死体は明らかに首をはねられてるのに、
なんで飢え死にだと思うんだ、シューマイ? 1ゲェー
説明1
さらに惨殺された犬や猫の死体を見つけ、涙するシューマイ。
「ひどい!誰だ こんなことをするやつは…」
拉麺たちは、生き残りの犬(命名 チロ)を連れ洛陽村に向かう。
⇒惨殺された村人のためには泣かないけど、
犬猫のためには泣くシューマイはどうかと思うよ、俺は。 0ゲェー
説明2
洛陽村にたどりつき食料を配る一行。
とその時、村に居座っていた犬操一味がもどってきた。
犬操「ギャーハハハ お犬さまのおかえりだーっ!!」
⇒この日照りの中どこにでかけていたんだ? 0ゲェー
12ツッコミ目
村人に狼藉をはたらく犬操に、拉麺が逆らう。
犬操「なにをーっ!
この八十万禁軍直属お犬役支配傷刻牢犬操の言うことがきけんというのか!!」
鞭を振りあげる犬操。
⇒「禁軍直属」ってどういう位なんだ?
皇帝の直属の軍 禁軍のさらに直属だから
実はあんまり偉くないんじゃないのか? 0.5ゲェー
13~16ツッコミ目
犬操は、自分に逆らうこの男が、
少年時代の友達 ラーメンマンであることに気づく。
互いに懐かしがる拉麺&犬操。
~2人の回想~
15年前、動物好きの少年パーコーメン(犬操の幼名)は、
いじめられているところをよく拉麺に助けられていた
人間の友達を作らず動物とばかりいるパー公ことパーコーメン。
パー公は、アブラムシがアリと共生関係に有ることを拉麺に教える。
つづけてジャングルにライオンがいるおかげで、鹿は全滅をまぬがれているという話をする。
パー公「どんな大きな動物だって、小さな虫ケラだって、
この自然の中にいる生き物は、皆なにかの役に立っているんだよ」
拉麺「そうだね、パー公だって世の中のために役立っているものね」
パー公「ええっボクが…」
拉麺「だってこんなに生き物についていろいろ知ってるんだもん」
パー公「ラーメンマン…」嬉しそうにするパー公。
しかし、他の友達に功夫ごっこに誘われた拉麺は、
パー公を軽快に無視していってしまった。
残されたパー公はさびしそうに動物たちと遊ぶのでした。
「やっぱりボクはひとりぼっちなんだ…」(⇒拉麺ひでぇな。)
⇒回想の拉麺の顔が俵型だけど、
超人拳法入門前の拉麺の顔は球形じゃなきゃおかしいんだよな。
(さすがに少年拉麺の額に中の字をつけるようなミスはしてないが。) 0.5ゲェー
⇒ライオンってジャングルに生息する動物だったか? 1ゲェー
⇒「そうだね、パー公だって世の中のために役立っているものね」って
カチンと来るなぁ、エラソーに。 1ゲェー
⇒「だってこんなに生き物についていろいろ知ってるんだもん」
って、それが具体的にどういうふうに世の中に役立つかなんて
何にも考えてないんだろうな、拉麺は。 0.5ゲェー
17ツッコミ目
そして数年後、自分の天才的な動物の扱い方を「あるおえらい方」に認められ
お犬役支配に任じられた と話す犬操。
⇒「あるおえらい方」なんてもったいぶった言い方してるから伏線かと思いきや、
その後のストーリーにはまったく絡まないんだよな。 1ゲェー
18ツッコミ目
道中の村を襲撃した犯人は犬操一味であった。
犬操「襲撃ではない、仕置きをしただけだ。
オレの言葉は皇帝陛下のおことばとおなじだからな」
拉麺「かわったな パーコーメン…」
激怒して服を破る拉麺。
⇒「かわったな パーコーメン…」って他人事みたいにいってるけど、
拉麺の仕打ちが パー公がひねくれた原因のひとつになってるんだよな。
悪びれるとか複雑な気持ちになるとか
そういう感情が一切ないんだよな拉麺。 1ゲェー
説明3
道中でひろった生き残りの犬・チロ(説明1参照)が
仲間の犬や村人を殺された恨みをお犬様に向け、襲い掛かった。
犬操が肩に乗せているお犬様のオリに体当たりし外にとびだたお犬様に噛み付いた。
⇒村を襲ったのは犬操であってお犬様じゃないんだけどなぁ。
まぁ、犬(チロ)のしたことにどうこう言っても仕方ないが・・・ 0ゲェー
19,20ツッコミ目
犬操は怒り、肩に乗せていたオリを振り下ろしチロを狙う。
チロをかばったおうとした拉麺だったが、
チロともどもオリにとじこめられてしまった。(⇒かばえてねぇー)
犬操「クククッ、かかったな。」
⇒「クククッ、かかったな。」って、
拉麺がチロをかばってオリに入るのを計算していたみたいなニュアンスだけど、
絶対そんなことないよな。純粋にチロを狙ってただけだろ。 0.5ゲェー
⇒肩に乗るくらいの大きさだったのがオリが、
拉麺を捕らえた瞬間から倍ぐらいに膨らんでるよ・・・
そりゃ、犬用のオリに人間は入らんわな、ゆで先生! 1ゲェー
21,22ツッコミ目
犬操「くらえ、傷刻牢獄ーっ」
犬操が手元のスイッチを押すとオリの各格子から内側に向けて巨大針が突きでた。
そして犬操はオリを振り回した。
(オリには長い鎖がついていて振り回しやすくしてある。)
オリが地面にぶつかるたびに中で身動きもできない拉麺に針が突き刺さるのだ。
⇒そんな危ない仕掛けがしてあるオリに
大切なお犬様を入れて運んでいいのかよ。 1ゲェー
⇒オリの中にはチロもいたはずなんだけど、
すっかり描くの忘れてるんだよな、ゆで先生は。
まぁ このオリ、巨大化して格子の間隔も広まったから、
チロはすり抜けて外に逃れていたのかも知れないが。 0.5ゲェー
23,24ツッコミ目
ボロボロにやられ縛られて家畜小屋にいれられる拉麺。
横には同様にボロボロにされたチロ、シューマイ、ムンタ(縛られてない!)
⇒どうせシューマイとかがほどくから、拉麺だけ縛っても意味ナイと思うが。 1ゲェー
⇒なんで犬操は、拉麺一行や お犬様にケガをさせたチロを生かしておいたんだ?
さっきの村では人も家畜もバンバン殺してたのに。 0.5ゲェー
25ツッコミ目
小屋も奥には大量のねずみがわいているのに気づくシューマイ。
ネズミは、小屋で飼われているヤギの乳のカスに惹かれた集まってきたらしい。
拉麺「異常繁殖だ。しかしなぜネズミがこんなに…?」
しばし、異常繁殖の原因を考る拉麺。
拉麺「みえた!このネズミの異常繁殖に傷刻牢犬操の弱点がある!!
しかし、犬操よ…お前ほど動物の生態に詳しい男が、
なぜこの大きな落とし穴に気づかなかった。
もはやお前は、本当に昔のパー公ではなくなってしまったんだな!」
犬操の失策に気づき、涙する拉麺。
そのころ…
貴重な水を使ってお犬さまの体を洗う犬操。
村人「オ…オラたちの貴重な飲み水を…」
⇒この村人の顔 テキトーすぎる、編集の人が描いたのか!?ってぐらい 0.5ゲェー
26,27ツッコミ目
さらには犬操は、運動不足解消のため お犬さまに村人を追い掛け回させる。
そのときチロがお犬さまにおそいかかった!
のどに食いつかれて お犬さま 死亡。
そして現れた拉麺男、犬操に勝負を挑む。
犬操「そりゃあ、傷刻牢獄」
またもオリに閉じこめられ 振りまわされる拉麺。
⇒拉麺、スキだらけすぎだろ。
このオリって拉麺がうずくまらなきゃ入らないくらいの大きさだから、
普通に立ってれば、どうやっても閉じこめられることはないのに… 1ゲェー
⇒このオリの扉の仕組みも謎なんだよなぁ。
扉が開いた状態で上方向から拉麺に覆いかぶさってるから、
普通に考えたら、拉麺がオリを持ち上げれば逃げれそうなもんなのに、
振り回してるときには扉が閉まってる。 0.5ゲェー
28~30ツッコミ目
ピンチの拉麺。
「シューマイよ、わたしはまだ大丈夫だ。それより例のものを…」
シューマイ「うんわかったよ。
くさった乳の粉末だーっ!!(⇒説明的だな)」
くさった乳の粉末をとりだし犬操の部下にかけた。
するとどこからかネズミの大群がやってきて
乳を浴びた犬操の部下たちにとびかかった。
犬操「こ…これはどうしたことだ…!?」狼狽する犬操。
そのスキを突いて拉麺が必殺技を放った。
「猛虎百歩拳ー!!」傷刻牢犬操 敗北。
⇒都合よすぎだなぁ。
現実的に考えたら、
シューマイが乳の粉を持ち歩いてる時点でネズミが集まってくるか、
乳の粉をまいてもしばらくは集まってこないかどっちかだと思うよ。 0.5ゲェー
⇒あんだけもったいぶって 涙まで流してたのに、
作戦はネズミを呼んで犬操をびっくりさせるだけかよっ! 1ゲェー
⇒というか犬操さん(のちにレギュラー入りするんです。)正直言って
弱い… から
スキなんかつかなくても猛虎百歩拳で一発だったと思うよ。
百歩拳を返せるような技もってないもん、パー公は。 1ゲェー
31,32ツッコミ目
拉麺の勝利を喜ぶシューマイ,ムンタ。
シューマイ「ねえラーメンマン、
でも、どうしてネズミがこんなに増えちゃったの?」とたずねる。
拉麺「犬操がお犬道中の村の犬猫を殺してしまえというお触れを出したろ。
そのためにネズミを捕らえる動物がいなくなってしまい
ネズミが異常繁殖したんだ。
『自然の摂理』をいちばん熟知していた男が、
『自然の摂理』をくるわすことになろうとは…」
⇒異常繁殖は様々な要因が重なって起こるから、
犬操のせいだなんて簡単に言い切れるもんじゃないと思うけど…。
だいたい、干バツの真っ只中で異常繁殖なんて起こるものなのか?
異常気象で昆虫の大発生が起こったなんて話はたまに聞くが、
この場合どうなんでしょう? 1ゲェー
⇒拉麺は「なぜこの大きな落とし穴に気づかなかった」(説明3参照)
とか言って涙を流していたけど、
ネズミが異常繁殖しよう、本来、犬操にとって不都合はないんだよな。 1ゲェー
33,34ツッコミ目
ムンタ「しかし、お犬様が死んでしまって、
今年は皇帝さまのところに犬がとどかねえな」
拉麺「いるじゃないか、
ここに立派なお犬さまが」
チロを指さす拉麺だった。
第15話 熱波の死闘!!の巻 了
⇒ お犬役の犬操の行動が目に余ったので、お犬様をもろとも成敗しました。
かわりに、お犬さまを殺した雑犬を新たなお犬さまとして献上します。
といわれて偉い人が納得するほど、封建社会は甘くないと思うが。 1ゲェー
⇒「お犬さまはワルモノだからチロにかみ殺されて当然」
みたいな空気(=ゆで先生の倫理観)があるんだけど、
さっきも言ったとおり お犬さまは別に悪いことしてないんだよな。
むしろいきなりお犬さまをかみ殺してしまうチロの凶暴さをどうかと思うよ。
こんな犬、皇帝の献上品にしていいのか? 1ゲェー
集計
ページ数 | 37P | ページあたり |
ツッコミ量 | 28ゲェー | 0.76ゲェー/P |
ツッコミ件数 | 34ツッコミ | 0.92ツッコミ/P |
次回 第16話 拉麺男動かざること…の巻に続く
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