第10話 屠殺鬼玉王の復讐の巻
日輪の内 宙を溌す
ハッ
陽光に身を置きて
雲 流れるを引き裂けば
烈火
天空大地 我を抗うものはなし
太陽脚!!
1~5ツッコミ目
~冒頭~
中国布包拳(ボクシング)王者 魔陛蘿甦・覇颶鑼(マーベラス・ハグラー)、
毒蠍剣の名手 斬馬、活殺自在拳の使い手 ジャッキー・李、相撲取りの魔宇威山ら
中国十指にはいる達人が
数日のうちに次々と謎の怪人「土偶人」(ドグーマン)によって拉致されていた。
⇒土偶人、鏡の中から現れてそのまま達人を鏡の中に拉致したりしてるけど、
いくらなんでもやりすぎじゃないか。
土偶人って単なるロボットだぞ!? 1ゲェー
⇒「斬馬」って名前のキャラクター、前回もでてきたよな。
広い中国だから同じ名前の人がいたって別にいいんだろうけど、
普通の漫画家はそういうの避けると思うが… 0.5ゲェー
⇒数日のうちに中国全土の達人をさらうってどういうことだよ。
移動時間からして不可能だろ。 1ゲェー
4,5ツッコミ目一連の事件を受けて拉麺が究明に乗り出した。
道中、朝の鍛錬にはげむ拉麺は、
いつまでも眠っているシューマイにリンゴぶつけて起こす。
シューマイ「あーぁ またリンゴか…」
リンゴばかりの食事にシューマイはアキアキだ。
102芸の練習を続ける拉麺。しかし今日に限ってなぜか失敗続きである。
シューマイ「フォームがちがうんだよ!
烈火太陽脚の時はいつもより足の上げ方が3センチたりなかったし、
打穴三点くずしの時はツボを打つスピードが微妙にズレていた
正しい いつものフォームはこれだよ」
地面に絵を書いてみせるシューマイ。
拉麺「な…なるほど!!」
そんな様子を黒い男が盗み見ていた。
男「フッ…使えるぞあのガキ。 親方様に報告だ!!」
⇒まぁ「シューマイは拉麺の技を完璧に分析している」なんて設定も
今回限りの設定なわけですがね… 1ゲェー
⇒砂に描いた絵でよく3センチの微妙な違いを表現できるな。 0.5ゲェー
6,7ツッコミ目
アジトへ向かう黒い男。
スイッチの岩を動かすと目の前の滝の流れがとだえ、
人相の悪い巨大な拉麺男の胸像があらわれた。
胸にはラーメンマン打倒養成所の文字が。男は中に入っていった。
⇒滝の流れのとだえ方がおかしい。
すだれを持ち上げるように滝の下側から徐々に水が消えてる。 0.5ゲェー
⇒「ラーメンマン打倒養成所」って…まんまだな。
だいたい日本語としておかしくないか。
「打倒ラーメンマン養成所」とかならまだ分かるんだが。 0.5ゲェー
8ツッコミ目
養成所内部では拉麺をたおすため何人もの人間が様々な訓練を受けていた
~ラーメンマンにおいをかぎ分ける訓練~
教官「この衣服の中には、ひとつだけラーメンマンの物がある。
ニオイをかぎわけてラーメンマンの衣服を選びだすんだ。」
練習生A「ウォッス」 クンクン においをかぐ練習生。
教官「慎重にかぎわけろよ。まちがいは死を意味する!!」
A「こいつだ!!」 選びだした練習生。
ビッ グサッ
選択を誤ったため、地面からタケミツがつきだし、練習生Aを貫いた。
A「ギャアーッ!!」
練 習 生 A 死 亡。
教官「失敗か。 よし次!!」次の練習生に移る教官。
⇒オイオイ、殺したら訓練にならないだろ。
ニオイかいで、間違えたから死亡ってメチャクチャろくでもない死に様だな。
「失敗か。 よし次!!」のイカレ加減もいいなぁ 1ゲェー
9~12ツッコミ目
訓練の様子を上から眺める謎の黒幕
「クククク…どうだこの内容、この設備。
この建物の中は
ワシの長年にわたるラーメンマン打倒の研究のすべてがつぎこまれている。
この養成所での死の特訓をうけた武道家たちは必ずや
ラーメンマン殺しのプロフェッショナルとして
ラーメンマン打倒を果たすであろう。
ラーメンマンよワシは一度おまえに敗れ
二度と格闘技のできない体にされてしまったが、
さいわいなことにこの天才的な頭脳だけは残った。
たとえ体は使えなくとも頭脳だけでもおまえを倒せることを教えてやるぜ、
この大林寺拳法党首 屠殺鬼玉王さまがな。
ククク…うずくぜあの日おまえにやられた傷口が」
屠殺鬼(⇒初耳な肩書きだな)玉王は
肉体を機械化することで復活を果たしていたのだった。
⇒謎の黒幕っていうか…
タイトル見れば誰が黒幕かはバレバレなんだけどね。 1ゲェー
⇒誰に向かってこのクソ長い説明たれながしてるんだ、玉王?
部屋には玉王しかいないんだが…
オツムのほうもあんまり無事じゃない気がするよ。 1ゲェー
⇒「ラーメンマン殺しのプロフィッショナル」なんて職業はない。 0.5ゲェー
⇒玉王って長年にわたってラーメンマン打倒の研究してたの!?
前回(第8話参照)はあんまりそういう様子はなかったような…
拉麺って修行を終えて3,4年って設定だろ。 1ゲェー
13,14ツッコミ目
玉王のもとに帰ってきた例の黒い男・「影」。
ちょうどそのとき、ラーメンマン打倒のための最終試験が、
玉王によって執り行われていた。
催眠術をかけられた覇颶鑼・斬馬・ジャッキー李・魔宇威山は
玉王の命ずるままに拉麺の木像を打ち倒す。
玉王「ハハハ!! いいぞ、いけるぞあの4人は…!
しかしこれだけではラーメンマンを半殺しにしかできないこともわかっている。
やはり最後の息の根をとめるのは… この土偶人だ!!」
土偶人は玉王が作り上げた機械戦士で、パワー・技ともに拉麺をしのいでおり、
あとはラーメンマンの弱点さえインプットすれば完成だそうだ。
「影」の報告(3,4ツッコミ目参照)を聞いて、
シューマイをから拉麺に関するデータをうばい、
土偶人にインプットさせることを目論む玉王。
⇒木像を破壊したぐらいでご満悦は、楽観的過ぎないか 0.5ゲェー
⇒半殺しにできるなら、
別にこれまでどおりの土偶人で充分トドメをさせるんじゃないのか? 0.5ゲェー
15ツッコミ目
土偶人にさらわれた者たちは白狼村へ連れ去られたらしいという情報を得て、
雨のなか白狼村へ急ぐ拉麺たち。
しかし村への入り口は土砂崩れでとざされていた。
シューマイ「エーッ!またこの雨の中 野宿するの!それに食べ物はどうするのさ」
拉麺「心配するなこんなこともあろうかとたくさんリンゴをもいできてある」
シューマイ「もうリンゴなんてうんざりだよ!!」リンゴを叩き落すシューマイ
拉麺「ぜいたくをいうな。わたしたちは修業の身だと何度もいったはずだ!!」
シューマイ「修行中 修行中ってそればっかり!!
ラーメンマンよりも弱い武道者が悪いことをやってお金をかせいでいるっていうのに
強いラーメンマンは貧乏ぐらし!
おいら、ごちそうが食べられるように、ラーメンマンにも悪ことをやってほしいや!!」
一瞬の無表情の後、拉麺がブチ切れた!!
拉麺「だまれ シューマイ!!」 シューマイをひぱったく拉麺。
⇒この無表情が味わいぶかいな。
静→動の組み合わせで拉麺のキチガイっぷりがうまく表現されてる。 1ゲェー
16ツッコミ目
言いあらそいをする拉麺師弟をなだめる土地の老人、
自分の家で雨宿りをしないかと勧める。
拉麺「それでは修業になりません。気持ちはありがたいがやはり野宿します」
シューマイ「いやだよぼくは!」
拉麺「なにィ!?
そうか、おまえがそんなわからずやとはしらなかった。
もう今日から赤の他人だ」
シューマイをおいて歩き出す拉麺。
⇒わからずやなのは拉麺のほうだと思うよ、俺は。
泊めてくれるっていってんだから泊めさせてもらえばいいじゃねぇかよ。
現にいつもはそうしてるんだし。 1ゲェー
17ツッコミ目
シューマイに未練たらたらな拉麺。
拉麺「シューマイ…
めめしいぞラーメンマン。
あの人はきっとシューマイをしあわせにしてくれるだろう」
と自分を納得させ走り出す。
⇒って…あの老人は雨がやむまで家に来ないかって言っただけだぞ!
勝手にシューマイの養育までおしつけるなよ。
だいたい拉麺は保護者なんだから、
軽々しく素性のわからない人に任せちゃダメだろ。 1ゲェー
18ツッコミ目
とぼとぼと歩き続ける拉麺。
ふと、さっきの老人の手に拳法ダコ(拳法家にできるタコ)があったことを思い出す。
拉麺「ワ…ワナだ これは…!!」
あの老人が悪の拳法家の変装であることに気づき道をひきかえす拉麺。
⇒気づくの遅ぇよ!! 老人の拳法ダコが目にはいって記憶にも留まってたのに、
気づかないってどういう脳の構造してんだ? 1ゲェー
19ツッコミ目
土砂崩れの場所まで戻った拉麺。
しかし、そこには土砂崩れなどなかった。
拉麺「もしやあれは幻覚だったのか…」
さらに進むと、さらわれた達人たちの死体が積み上げられていた。
そのなかには重傷のジャッキー李の姿も…
李は催眠術のかかりが浅かったため、
脱走を試みたが見つかって制裁をを受けたそうだ。
⇒この辺の描写、雨が降ったり止んだりまた降ったりいそがしいな。 0.5ゲェー
あらすじ
その時、玉王の声が鳴りひびく
「ウワッハハハハ 久しぶりだな美来斗利偉・拉麺男!」
拉麺「その声は屠殺鬼玉王!!」
滝がすだれのように持ち上がり養成所が姿をあらわす。
「さあ こい。ここがおまえの墓場だ」
⇒「屠殺鬼」の肩書き、拉麺も知ってたんだ…
この前、拉麺にやられて、復活した後つけたんだろうな。
そしてその肩書きを拉麺が知ってるってことは、
玉王が死んでいなかったことは、周知の事実だったんだな。
17・20,21ツッコミ目
養成所にはいる拉麺。
そこには催眠術をかけられた覇颶鑼が!
説得を試みる拉麺だったが覇颶鑼はかまわず襲ってくる。
拉麺「だめだ。これはもう覇颶鑼じゃない。完全な殺人機械だ。」
あっさり説得をあきらめる拉麺
覇颶鑼の「天安門破裂拳」
(アッパーで打ち上げて落下してきたところをパンチ)が極まりかかったところを
拉麺が頭骨錐揉脚で反撃。魔陛蘿甦 覇颶鑼・死亡!
拉麺「仕方がなかった。」 次の階に急ぐ拉麺。
⇒……“!?”
フツーのマンガのフツーの主人公は
催眠術かけられただけの善人が襲ってきた場合、
催眠術を解くように努力するもんだよな。
直前に催眠術を自力で解いたジャッキー李に会ったにもかかわらず、
即行で説得をあきらめてブッ殺す拉麺。
やっぱり美来斗利偉・拉麺男はひと味ちがうぜ!! 1ゲェー
⇒「天安門破裂拳」ってすごいネーミングだな。 1ゲェー
19・22,23ツッコミ目
次の階には毒蠍剣・斬馬がまっていた。
拉麺「何とか思いなおしてくれ」
といいながら落ちていた剣を手に取る拉麺。
斬馬は得意技「体圧毒蠍剣」
(相手が上段にかまえた剣のうえに飛び乗り、
そのまま相手の剣で相手の体を切断する技)
を放つが肩あてをしていた拉麺にはきかない。
拉麺の命奪崩壊拳がきまり、毒蠍剣 斬馬・死亡!
次の階で待っていた魔宇山には説得すらせずバックドロップで倒す拉麺。
⇒説得する気ゼロだな拉麺。
説得しながら武器を取るって、
それはフツーのマンガでは小悪党がやる行為だぞ。 1ゲェー
⇒体圧毒蠍剣って…
いくらなんでもこんな隙だらけの技にかかるやつなんていないだろ。 0.5ゲェー
24~27ツッコミ目
最上階にたどり着いた拉麺そこには土偶人が。
拉麺「お…置物!?」
土偶人が襲いかかる。
百戦百勝脚(ドロップキック)を放つ拉麺だったが、土偶人には防がれてしまう。
[自分の技を読めるのはシューマイしかいない。]
そうおもった拉麺が「百歩神眼」(透視術)で透視すると
土偶人の胴体の中にはシューマイが眠らされていた。
拉麺「やはりそうか玉王のやつシューマイを土偶人の体内にインプットしたんだ。
シューマイを眠らせてしまえば
潜在意識の中からデータを引きだすことは容易だからな。」
⇒拉麺は土偶人による連続誘拐事件の真相を究明するために行動してたはずなのに
土偶人みて「お…置物!?」なんて反応は明らかにおかしいだろ。 1ゲェー
⇒百戦百勝脚ってドロップキックだったっけ?
この前は普通のとび蹴りだったような… 0.5ゲェー
⇒「シューマイを土偶人の体内にインプットした」 何語? 1ゲェー
⇒「シューマイを眠らせてしまえば
潜在意識の中からデータを引きだすことは容易だからな」
って当然のようにいってるけど、
拉麺の住んでる世界では、
眠ってる人間の潜在意識を盗み見ることはそんな簡単なことなのか? 0.5ゲェー
28~32ツッコミ目
ピンチにおちいる拉麺、ふところからリンゴがこぼれる。
拉麺「そうだ!シューマイはリンゴの実が落ちるのを合図に
毎朝目覚めるのが日課だった。」
拉麺は土偶人の口にリンゴを放り込む。
口から入ったリンゴがぶつかってシューマイが目ざめ、土偶人が機能停止した!!
⇒「いつもリンゴでめざめるから、今回もリンゴをぶつけよう」って
オカンの理論だな。 1ゲェー
⇒このとき拉麺は上半身裸だったのに、どこにリンゴを入れてたんだよ! 1ゲェー
⇒「毎朝目覚めるのが日課だった。」
「毎朝」は余計だろ、日本語として。 0.5ゲェー
⇒ていうことはシューマイは習慣になるほど、
毎日毎日リンゴの木の下で野宿してたのか。
リンゴの木ってそんなそこら中にあるもんなのか? 0.5ゲェー
⇒土偶人って、口とシューマイが入ってるところが直結してるんだな。
なんだかカンタンな構造してるなぁ… 1ゲェー
33~36ツッコミ目
拉麺「太陽は昇る太陽だけじゃない。
沈む太陽もあることも忘れるな!」
壁をぶち破る拉麺。そこから夕日がみえる。
拉麺「落陽紅脚(らくよう くれないきゃく)!!」
烈火太陽脚と対をなす技・落陽紅脚を土偶人が土偶人の胴体に極まり、
ついでに玉王も土偶人の下敷きになる。
土偶人 & 大林寺拳法党首将棋拳七番手屠殺鬼 玉王・死亡!
拉麺「玉王、この落陽紅脚は唯一シューマイがしらなかった技だ。」
⇒落陽紅脚って烈火太陽脚とどう違うの? 時刻が違うのか? 1ゲェー
⇒夕日をバックに技を極めるためだけに壁をぶち破ったのか!? 1ゲェー
⇒土偶人はすでに機能停止してるんだから、
別にシューマイが知ってる技を出したってかまわないと思うんだが… 1ゲェー
⇒土偶人の胴体にはシューマイが入ってるのに、そこを攻撃すんなよ。 0.5ゲェー
37ツッコミ目
拉麺の蹴りによってひび割れた土偶人の胸からシューマイが出てくる。
何も覚えてないシューマイ。
シューマイ「あ…リンゴだ!! ちょうどおなかがすいてたんだ。
やっぱりどんなごちそうよりラーメンマンのリンゴが一番うまいや」
拉麺「こいつ はっははは」涙をぬぐう拉麺。
夕日をバックに仲直り、で第10話「屠殺鬼玉王の復讐の巻」 了
⇒さっき拉麺が壁にあけた穴なんか急にでかくなってるよ。 0.5ゲェー
⇒一応 喜んだふりしとかないと
拉麺「そんなにゴチソウが食いたいかーっ!!」 パン!!(折檻)
シューマイ「わたしのもいだリンゴだけではそんなに不満かーっ!!」
シューマイ「オイラ…ゴチソウなんか食べたくないよ…
ラーメンマンのリンゴがいちばんいい」
拉麺「よし、それでいい」
ってなるしな。
38~40ツッコミ目
⇒今回の話において斬馬ら4人は一体なんだったんだ?
結局 拉麺がやっつけでブッ殺しておしまいだもんな、
彼らの存在がまったくストーリーに生かされていないよ。
たとえば闘いの途中で催眠術がとけた李あたりが、
拉麺vs土偶人戦で拉麺をサポートして
土偶人の口にリンゴを放りこんで、
玉王が
「しまった、土偶人は李の動きを読むことができない!!」とかいっちゃったり、
いくらでも使いようはあったと思うんだが。 1ゲェー
⇒あと「影」ってなんだよ!?
名前のとおり常に影になってて、
顔つきどころか体格すらはっきりしないんだが…
土地の老人はおそらく影の変装だろうけどそれっきり。
シュールすぎるよ。 1ゲェー
⇒打倒養成所は白狼村の中にあったようだけど、村人は一体どうしてたんだ?
村の内外に養成所の存在を秘密にしておくなんて不可能じゃないか 1ゲェー
集計
ページ数 | 45P | ページあたり |
ツッコミ量 | 32.5ゲェー | 0.72ゲェー/P |
ツッコミ件数 | 40ツッコミ | 0.89ツッコミ/P |
次回から第三巻に突入です。第三巻は傑作ぞろいなので心して取り組みたいです。
次回 第11話「鴉群拳法を守れ!!の巻」に続く。
前回へ / 超人102ゲェーにもどる / 次回へ