オリジナル キーボード配列 「カナガワ配列」


カナガワ配列暫定版 (【エ】,【ナ】キーがホームポジション人差指です。)
 多くの人はqwerty配列ローマ字(普通のキーボード配列のローマ字入力)で日本語を入力していると思いますが、 Fキー、Jキー等日本語入力にはあまり使われないキーが最も押しやすい位置にあるなど、 この配列はいまいち使いにくいと個人的には感じています。そこで、自分なりに配列を考案してみました。  配列用語でいうところの行段系の配列ですが、若干カナ系の要素もあるので「カナ側の配列」→「カナガワ配列」と命名しました。  (それから「か」,「な」,「が」,「わ」はすべてア段で「ア段補完」〔後述〕が起こる綴りだったので) qwertyローマ字と比較すると打鍵数は3/4、ホームポジション使用率は2倍弱となっております。

特徴

  1. 左右分割配置 段キーは左手側、行キーは右手側に配置しています。 行キー(右手打鍵)⇒段キー(左手打鍵)⇒行キー(右手打鍵)⇒ … と左右の手が交互に打鍵し、リズミカルにタイピングができることと思われます。
  2. 【ン】、【ッ】キー qwerty配列ローマ字入力では独立したキーを与えられていなかった「ん」、「っ」字用に独立した【ン】、【ッ】キーを設置しました。
  3. 拡張段キー 【ヤ】,【ユ】,【ヨ】キー(「や,ゆ,よ」と「きゃ,きゅ,きょ」等の拗音) 及び【アイ】,【オウ】,【エイ】キー(漢語で頻出するai、ou、ei音)を用意しました。

    例: 【カ】⇒【ヨ】⇒【サ】⇒【ユ】キーで 「きょしゅ」を出力 【カ】⇒【アイ】⇒【サ】⇒【アイ】キーで 「かいさい」を出力 【カ】⇒【オウ】⇒【サ】⇒【エイ】キーで 「こうせい」を出力

  4. ア段補完 行キーα が打鍵されたあと、段キー以外が打鍵された場合は、α行ア段文字が出力されるシステムとなっています。

    例: 【ナ】⇒【ガ】⇒【ラ】⇒【エ】キーで 「ながれ」を出力 (【ガ】、【ラ】キー打鍵時にア段補完がおこっている) 【ラ】⇒【ッ】⇒【カ】⇒【ン】キーで 「らっかん」を出力 (【ッ】、【ン】キー打鍵時にア段補完がおこっている) 【カ】⇒【ナ】⇒【ガ】⇒【ワ】⇒ENTERキーで 「かながわ(確定)」を出力。 (【ナ】、【ガ】、【ワ】、ENTERキー打鍵時にア段補完がおこっている)

    またア段文字+ア行文字を出力したいときは行キー⇒【ア】キー⇒段キーを打鍵することになります。

    例: 「かえだま」と出力するには、 【カ】⇒【ア】⇒【エ】⇒【ダ】⇒【マ】キーを打鍵します 【カ】⇒      【エ】⇒【ダ】⇒【マ】キーを打鍵すると  「けだま」と出力します。 「しおがゆ」と出力するには、 【サ】⇒【イ】⇒【オ】⇒【ガ】⇒【ア】⇒【ユ】キーを打鍵します。 (「や」、「ゆ」、「よ」もア行文字扱い〔:それぞれア行のヤ段,ユ段,ヨ段〕なので、【ア】キーが必要です。)  「かいさい」と出力するには、 【カ】⇒【アイ】⇒【サ】⇒【アイ】キーを打鍵します。 (【アイ】キーですむ場合は【ア】キーは必要ありません)

  5. 段シフト 段キーα 押下状態で行キーβ を打鍵することでα段のβ行の文字を出力する。

    例: 【カ】⇒【オ】押下⇒【カ】⇒【ラ】⇒【オ】キー解放で 「こころ」と出力。 (【オ】キー押下状態で【カ】キーを打鍵することでオ段カ行=「こ」を出力、  そのまま【ラ】キーを打鍵することでオ段ラ行=「ろ」を出力

  6. 【x】キー 通常のローマ字入力と同様「ぁ」、「ゃ」等小文字の出力に使うほか 特殊なつづりの出力に割り当てています 【x】⇒【サ】⇒ 【エ】キーで 「しぇ」 【x】⇒【タ】⇒(【ア】【イ】【ウ】【エ】【オ】【ユ】)キーで それぞれ「つぁ」「てぃ」「とぅ」「ちぇ」「つぉ」「てゅ」 【x】⇒【ハ】⇒(【ア】【イ】【ウ】【エ】【オ】)キーで それぞれ「ふぁ」「ふぃ」「ふ」「ふぇ」「ふぉ」 【x】⇒【ザ】⇒ 【エ】キーで 「じぇ」 【x】⇒【ダ】⇒(【ア】【イ】【ウ】【エ】【オ】【ユ】)キーで それぞれ「づぁ」「でぃ」「どぅ」「ぢぇ」「づぉ」「でゅ」 【x】⇒【バ】⇒(【ア】【イ】【ウ】【エ】【オ】)キーで それぞれ「ヴぁ」「ヴぃ」「ヴ」「ヴぇ」「ヴぉ」 を出力します

yamy用カナガワ配列設定ファイル リンクをクリックしてダウンロードできます。 設定ファイルはmod2〜5,7およびlock1,2を利用しているので、問題のある方は適宜修正してください。 【x】キーの機能についてはIMEに行わせているので、設定ファイルには書いてないです。
ローマ字入力とは挙動が異なる部分がありますので、独自の用語を使用します。
  1. 【ア】キー、【エイ】キー、【オウ】キー等、カナガワ配列のキー名は必要に応じて、 【 】で囲んで表現することとします。
  2. 「段キー」とはカナの段を指定するためのキーであり、ローマ字入力で言うところの 母音キー(A,I,U,E,Oキー)とほぼ同じ概念です 本配列では、【ア】,【イ】,【ウ】,【エ】,【オ】,【ヤ】,【ユ】,【ヨ】,【アイ】,【オウ】,【エイ】キーが段キーです。 「行キー」とはカナの行を指定するためのキーであり、ローマ字入力で言うところの子音キー(K,S,T,N,H,M,Y,R,W,G,Z,D,B,Pキー)とほぼ同じ概念です。 本配列では【カ】,【サ】,【タ】,【ナ】,【ハ】,【マ】,【ラ】,【ワ】,【ガ】,【ザ】,【ダ】,【バ】,【パ】キーが行キーです。

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